ごあいさつ

社会情報流通基盤研究センターは、ICT技術を活用して社会的な課題解決を図るソリューションに関する政策提言、その研究を行うために設置されたセンターです。 

 全ての国民が効率的で利便性の高い行政サービスや地域を問わず質の高い医療サービスを受けるためには、現在行政機関や医療機関等が保有し管理している個人情報を、本人が自らの必要に応じて取得・確認・利活用できるようにすることが不可欠です。こうした個人情報は、例えば医療分野においては、本人が自らの健康状態を把握・管理し未然に対策を立てるとともに、罹患時に過去及び現在の診療歴や平常時の健康状態を参照して診療の質向上に役立てることができます。

上記のような取得・確認・利活用のできる安全確実な仕組み（社会情報流通基盤）を整備し、この情報流通基盤を用いて、例えば行政のワンストップサービスや生涯に渡る個人健康管理を実現し、その効果を明らかにするための研究開発に取り組んでいます。

社会情報流通基盤研究センター長　大山永昭